映画

映画で裁判を考える。その2:行間の向こう側。「ゆれる」

「書きます」と云うてからUPが滞ること一週間。困りました、スランプです。暫く前から「原稿進まぬ病」に罹っていたのだが、フリーフォール1本滑って、原稿どころかブログまで「筆進まぬ病」。理由は明白、改善法は皆目見当付かず。とりあえず今回は、昨年の…

映画で裁判を考える。その1:「裁判」がキーワードに挙がる映画

前からその傾向はあったんじゃないかと思うが、最近、裁判の傍聴がさらに混みあいつつあるらしい。昨日とあるニュースで、とある傍聴オタク*1が「なぜ傍聴をするのか?」の問いに対して、「裁判には本当の人間のドラマが詰まってるんです」というような意の…

やばい、これ面白そうだ・・・『エ●ァンゲリオン』実写版

ただ今深夜1:08。さきほど、iron-scrapのところでこげなものを見つけたので覚え書きがてらご紹介。 http://www.youtube.com/watch?v=75GoCvuB8Ow 何かって?ハリウッド版&実写版『エ●ァンゲリオン』のトレーラーです。IMDBで調べた*1んだけど特に情報なし…

焼き付く残照を経験で塗り潰すことが・・・「虹の女神 Rainbow Song」

結局1周回転状態で仕事をして、家のPCを2日ぶりに点ける午前3時。A社さんより頂いたCDからipodに落とした曲を聴いて、不覚にもモニターが滲んだ。今日は『虹の女神』の話を。観て3日経っても世界が滲むほどの作品だが、私は客としては特殊な立ち位置の類だと…

タイムマシンに乗って甘酸っぱい時間へ『タイヨウのうた』

先週某日、G社肉肉隊メンバーとランチに。ちょうど日本戦の日だったこともあり、「『代打オレ』ってジーコが言ったら、ブラジルの選手は誰もタックルできないんじゃない?」「いや、でもロベカルだけは弾丸シュートをキメてくるはずや」等々、冗談とダジャレ…

再構築の功罪『DEATH NOTE』

土曜の昼下がり、チネチッタの混雑具合に辟易しながら鑑賞、というより渦巻く評価の現場検証に。 原作は、週刊少年ジャンプの看板作品の1本だった同名コミック。死神から譲り受けた、名を書かれた者に死をもたらす「デスノート」なるノートを巡る骨肉の争い…

ある意味理想の夫婦についての物語でもあるのか?『間宮兄弟』

『RENT/レント』でスクリーンに映る「♪Seasons of love」の訳詞を読みながら、「1年を何で数えるかねぇ・・・」と考えたところ、月刊の弊誌を思い起こしてしまった「miz_ak」=「ワーカホリック」です*1。「むむむ、他に何で数えよかね」と気の効いたものを考…

有限なる時間を如何に生きるか?『RENT/レント』(改)

先週末はあまりに疲れて16時間くらい寝てしまい、観たかった『RENT』にも『間宮兄弟』にも間に合わず、代わりに『ポセイドン』先行オールナイトを観てひっくり返った私。「今週こそは観るぞ」ということでチネチッタへ向かうも、レイトショー時間なのに窓口…

今日はこの辺で勘弁しといたるわ!①『立喰師列伝』

「みなみ」さんにお誘ひいただき、クイントの『立喰師列伝』に。『立喰師列伝』とは、かの『攻殻機動隊』『イノセンス』他の押井守の最新作。押井守が25年以上前に創造した、「蕎麦屋やファーストフード店にふらりとやってきては見事な弁舌で無銭飲食を働く…

「青春スーツ」着込めよ大人たち。映画『ハチミツとクローバー』

原作は羽海野チカの8巻で売上480万部という大人気コミック。都下の美大を舞台に、「男女5人の主要人物が全員一方通行の片思い」という設定で進む、こよなく甘酸っぱーい青春ラブストーリーだ。アニメは昨年CXの深夜にて2クール放映され、深夜帯にも関らず視…

いや、俺は頑張ったと思うよ、この映画。「サウンド・オブ・サンダー」

ホントは先週末はもっと映画を観たかったんだけど、観れず。なぜか?って、「ファイナルファンタジー12」に興じていたからでっす。だって今月入ってから「原稿あるから」って完全に断ってて、禁断症状が起きていたんだもの。現在プレイ時間は70時間強、レベ…

静謐なる魂の邂逅の物語『ブロークバック・マウンテン』

「みなみ」さんと川崎チネチッタにて『ブロークバック・マウンテン』を観賞。実は先週、『県庁の星』&『ブロークバック・マウンテン』を「勝手に二本立て」で観てるので、この日の『ブロークバック〜」は2週連続2回目。 物語は1963年のワイオミング州ブロー…

エンドロールが上がっても・・・「サイレン」

さて、香妃園の後で行った「珍品」とはこの作品でした。「トリック」シリーズ、「ケイゾク」シリーズ、「金田一少年の事件簿」シリーズの、堤幸彦監督の最新作。どうやら、人気ホラーゲーム「サイレン」の続編・「サイレン2」とコラボしているらしい。 お話…

「ある意味黄金比?」なコメディなのか??『PROMISE』

『PROMISE』を観賞。某社担当氏は「さらばチェン・カイコー*1」と言い、とある別担当氏は「きーーーーーん!って感じなんです」という意味不明な感想を残した、「トンデモ映画」との誉れ高い作品です。映画を観てすぐに、その感想の意図するところは良く理解…

久々、やっちゃった映画に遭遇『フライトプラン』

周りやら色んな媒体やらで「やっちゃった映画」だと聞く『フライトプラン』を観賞。観賞ってよりは「そんなにスゴいんなら、観に行こう」的な現場検証。そんな「やっちゃった映画の現場検証」は、過去に『北京原人*1』とか、『ヴィレッジ』とかでやったよう…

子供達の歌、残響させつつ夜空を見上げる『ホテル・ルワンダ』

前週の某社さんとの2時間半にわたる長尺商談の中で話題に上った『ホテル・ルワンダ』を観むと、夜中のチネチッタへ。ホントはその前にチッタで『クラッシュ』を観て2本立てにせむ・・・と思ってたのだけど、遅刻して断念。無念・・・近々観ます。 さて、この『ホテ…

構造美とエンタメの両立『有頂天ホテル』(改)

で、十番でメシ食った後に行ったのが『有頂天ホテル』。再演「12人の優しい日本人」で感動至極直後だったこともあり、期待度MAX。徹夜空けのバッドコンディションも辞さずな勢い。 さてこの『有頂天ホテル』。名門老舗ホテル「ホテルアバンティ」を舞台に…

チョト日本語ト英語ガtoo much confusedネ〜「SAYURI」

「クムジャさん」を観て以来、ちょっと止まってた映画鑑賞の日々。久々に先日、「春の雪」「SAYURI」を立て続けに観賞してきました。場所は珍しく丸の内プラゼール。 さて『SAYURI』。家庭的事情で京都の花町に売られた娘・千代が、先輩芸者の猛烈な苛めにへ…

クサいの上等!『私の頭の中の消しゴム』

G社さんにチケを頂いていたのに全然観に行けなかった『私の頭の中の消しゴム』を観賞。昨日Sさんとお話した際も「また川崎ですか。」と突っ込まれたのですが、ええ、川崎です。TOHOシネマズ川崎にて観賞。開映時間ギリギリに行くと既に150人ほどのキャパの部…

『スキージャンプ・ペア-Road to TORINO2006-』

昨日、完成披露試写@シネマライズにて拝見。「スキージャンプ」シリーズらしい作品。会場にしばしば笑いが響いとりました。感想はまた改めて・・・いや・・・校了が近づいて参りました故。。 〜〜〜 校了は終わってないのですが、「待ち」モードで時間があるのでや…

真実というのは重いもんですな・・・「白バラの祈り〜ゾフィー・ショル、最期の日々」

お誘いを受けたのと若干必要があったこともあり、昨日昼に完成披露試写でN社Aさんと観賞。 1943年、ドイツ。ミュンヘン大学に通う21歳の女子学生ゾフィー・ショルが、ヒトラー反逆の罪で逮捕された後たった5日間で処刑されるまでを描いた実話モノ。 うーん・…

あの曲が鳴るとココロ躍りますな「タッチ」

これまた完全に終わってしまう〜!・・・ということで、池袋まで出張って観てきました。客の大半は高校生〜大学生な感じ。恐るべし、池袋。年齢層若い街だなー。 さて、『タッチ』。もう説明の必要はない作品でしょう。双子の和也・達也の上杉兄弟と隣に住む…

ジョニ・デの芸の広さに感服仕りました『ティム・バートンのコープス・ブライド』

これまた阿呆なことに資料を忘れてきたので、また明日。明日ぱっぷに行くっちゅうに書く時間はどこにあるのか!?

もう一回観るには心臓が・・・『シン・シティ』

「観たい」映画であればあるほど観るのが後ればせになる私。やっと観ました。だって終わりそうだったんだもん。鑑賞はチネチッタにて。 シン・シティ(罪の街)を舞台に生きる男たちが、女を愛し、巨悪と闘う様を描いたオムニバス劇。「スパイキッズ」シリー…

余計なことさえ言わなけりゃねぇ・・・『ステルス』

終わりかけ警報がピーピー鳴ってる映画群を押さえておかなくては!・・・な今週末。とりあえず丁度都合が合った『ステルス』を観に行ったところ、映画が始まる前にこんなテロップが入った↓ 「エンドロール後にスペシャル映像がありますので、席を立たないで…

『S●W2』見ました

毎日飲みだと書いたそばから、「飲むぜぃ!」と話してた某社の御仁が風邪でダウン。ポカッと予定が空いたので、完成披露に顔を出してきました。 オトナな諸般の事情により、★&感想はまた今度。公開は10/29からです。前作を観た諸兄は観るべし!

心優しき恋物語『メゾン・ド・ヒミコ』

昨日、車で来た理由はコレ。レイトの最終回@チネチッタでこれを観るためなのでした。時間を10分覚え間違ってて、首都高に乗って最寄のインターまで。十番から15分くらいで走破できるのな。ビックリ。 さて、レビューは仕事のメールが来たのでまた後ほど。非…

昨日と打って変わって、重厚弾にてN.O.「ヒトラー 最期の12日間」

川崎チネチッタにて観賞。これもネタバレてるので携帯の方はご用心。 ヒトラーの晩年に秘書として付き従った女性・ユンゲの視点から、独裁者の知られざる側面と敗戦に向かうドイツ軍を描いた実録戦争ドラマ。 これぞ戦争映画・・・な重厚ぶり。昨日の「亡国…

ここがびっくり!?「妖怪大戦争」

キーワードのみ。携帯でご覧の方(結構居るらしい)は、この下の隠し文字読めちゃうらしいんでご注意を。ネタバレしてます。 ■ごぼう天 ■丸八真綿←なんでここだけ入ってたんでしょ?スポンサー? ■あずき&あずきの時の曲 ■麒麟送子とKIRIN BEER いえ、こん…

び、びっくりした・・・「妖怪大戦争」

これまた川崎チネチッタにて鑑賞。 第一印象は、「びっくりした」。製作費8億でしたっけ??やってくれました三池崇史。凄くよく出来た珍品です!しっかり最後まで突き抜けてる点では、「キューティーハニー」より断然上でしょう!?川姫のフトモモには注目…