余計なことさえ言わなけりゃねぇ・・・『ステルス』

終わりかけ警報がピーピー鳴ってる映画群を押さえておかなくては!・・・な今週末。とりあえず丁度都合が合った『ステルス』を観に行ったところ、映画が始まる前にこんなテロップが入った↓
「エンドロール後にスペシャル映像がありますので、席を立たないで下さい」
さて、『ステルス』。米国空軍に極秘裏に結成された3人組のステルス機部隊の男女のもとに第四のメンバーとして進化型AIを搭載した無人型ステルス機が配備されるも、とあるアクシデント(つーてもただ雷に当たってCPUにバグが生じたっていうオソマツなモンですが)でステルス機が軍の指令に反発、地球の平和が危機的状況に陥りかけてサァど〜すんの?というお話です。
まぁ映像は凄いですわ。さすがハリウッド!バカだな〜と苦笑いできるアメリカンジョークも炸裂!とても軍のエリートパイロットとは思えないボボン!としたアメリカン・ナイス・バディのオネエチャンの水着シーン(なぜそんなモンが入っているのかというツッコミは置いといて)も炸裂!ツッコミどころ満載なれど、「なーんも考えないでスカっと観れる作品を所望!」という場合にはオススメできるかな・・・という作品に仕上がってます。
しかし・・・ラストのスペシャル映像って・・・アレかいっっっっ!!!まぁこんなもんだろ〜とは思いましたが。案の定、周り(それも午前イチバンの川崎だから人は1〜2割程度も居ないのだけど)から「え?これだけ??」「このために足止め喰らったのかよ〜」という声がワサワサ。折角スカっとする映画だったんだから、「最後に」とか四の五の言わずに置いておけば、彼らももうちっとは「読後感」が良いまま映画館を後にできたはずなんですけどね。余計なこと言わなきゃいーのにねぇ、ということで私も★★。
映画館を後にしながらエンドロール後に入っていた付加映像について考えた。ぱっと思いついたのは『海猿』のいかにも「続編やりますぜ〜!」な付加映像。海上自衛隊なのに爆発シーンとは、こはいかに!?・・・とほほえましく(?)思った覚えアリ。そして心に残るのは『HANA-BI』の海辺。あの透明感。あの寂寥感。素晴らしい。
黙っていても観る人は観る。そして心に刻むのだ。それでいいんじゃないか?と思った午前でした。