あの曲が鳴るとココロ躍りますな「タッチ」

これまた完全に終わってしまう〜!・・・ということで、池袋まで出張って観てきました。客の大半は高校生〜大学生な感じ。恐るべし、池袋。年齢層若い街だなー。
さて、『タッチ』。もう説明の必要はない作品でしょう。双子の和也・達也の上杉兄弟と隣に住む清純派女子高生浅倉南の織り成す、スポ魂あり友情あり淡い恋ありの青春ストーリー。
本作が公開される時に丁度某社さんとお話する機会があって、「この映画の興行収入予想」をしたんですが、お互いモノの見事にハズした作品です。20代後半〜30代、それ以上の「原作」「アニメ」視聴経験者がメインの客層だと思っていたところが、しっかりそれ以下の10代〜20代を押さえることができちゃっていた・・・という点が敗因でしょう。聞けば、「タッチ」は折につけ再放送が行われていて、若い年齢層の人々でもしっかり話の内容が判る「ドラえもん的」「水戸黄門的」コンテンツになっているんだと(いや、水戸黄門は例としてちょっとビミョーか)。なるほど、それなら臆することなく映画にも来れるというもんだ。
ちなみに本作は、娘の名前を「みなみ」にしてしまった元上司M氏のような熱心なファンを持つ作品。実写化はキャスティング時点でかなりの注意を要する原作だと思っていた。で、本作の役者陣。現在存在する若手女優陣の中で浅倉南ができるのは長澤 まさみしかいないだろーと思っていたけれど、当初「斎藤兄弟はどないやねん」という感想もちらほら聞いていたので、「さ〜てどうかな〜」と観てみたのだが、なかなかどうして、これは全然オッケーでしょう。ハマれてるんじゃあないですか?まぁ、コータローが太ってないとか、パンチが太ってないとか(いや、太っているかどうかが尺度なわけじゃないんだけど)、まぁいろいろ細かいところはあるでしょうけど、大勢に影響ナシかと。
お話は、かなりコンパクトだけど「入れるべきところを入れた」点では高評価。オチまでつけちゃったから、続編は期待できないと思うけど。オチといえば、原作よりちょーっと商業化しちゃった感アリ。ちびっとだけ残念だけど、別にこれまた大勢に影響はナシ。非常に安心して楽しめる青春映画です。クライマックス近くでかの有名な主題歌が流れるんですが、80年代に青春時代を過ごした諸兄はゾクゾクもんですぞ。
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