エースの眼は死なず。

がんばれ!

 さて、いよいよ始まりました日本シリーズ。いろいろな方に「週末は札幌ですか?」とツッコミをいただいたのですが、残念ながら@東京です。だって、エアが間に合わなかったんだもん。その代わり、3戦目以降は全戦参加です(笑)
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 いつもならCSで中継があるのだけど、日シリは生放送は地上波しかやらないので仕方なくテレ朝に。相変わらず中日はヒールぎみ?野村スコープノムさんの実況はおもろいのだけど、実況とグランド実況はなあ。。で、1裏終わったところで音量ダウン。攻撃のところはダルダルうるさてかなわんので、ドラの男前No.1・川上のとこだけ音量UPです(笑)
 試合は残念ながら我がドラゴンズの敗北。荒木のスーパー走塁や田中のセーフティーバントをつぶした好守備*1など、見どころはいくつもありましたけどね。ダルが4安打4四球で川上は2安打2四球。おや、それで1-3?
                                      
■川上2安打完投も一発に泣く/日本S
http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20071028-275653.html

日本シリーズ日本ハム3−1中日>◇第1戦◇27日◇札幌ドーム
 わずか2安打…。1球に泣いた。中日のエース川上憲伸投手(32)が日本ハムとの日本シリーズ第1戦に先発したが、初回、制球が乱れたところで日本ハムセギノールに痛恨の3ランを浴びた。昨年の同シリーズ第5戦で2ランを浴びており、シリーズ2試合連続被弾。その後は立ち直り、1安打を許しただけの気迫の投球をみせたが反撃は1点のみ。完投した投手ではシリーズ最少となる2安打で負けた。

 悪夢の1球だった。川上は初回1死一、二塁でセギノールを迎えた。カウント2−0からの3球目。外すはずの144キロ直球は甘く真ん中に入って、痛恨の先制3ランを浴びた。エースは、唇をかんで札幌ドームの天井を見上げた。結局わずか2安打に抑え、完投も敗戦投手。2安打完投はシリーズ史上10人目で11度目だが、黒星は初めてとなった。

 全107球の中で、あまりにも重い失投だった。川上は「バランスを崩して、シュート回転で(中に)入っていった。初回がすべて? そうですね」。歯車が狂った。初回、先頭森本に四球を与えた。制球力抜群の川上が初回先頭打者に四球を出したのは、05年6月29日横浜戦以来。3番稲葉にはカウント2−0からの内角低めの直球が、微妙なところでボールと判定された。谷繁捕手が「あれはストライクだ。やっぱり痛いよ」とかばったが、結局四球で出してピンチを広げていた。

 川上は「(判定を)言ってもしょうがない。もう終わったこと」。ただ初回の2四球には「大胆に投げる場面ではないから、慎重にというか」と振り返り、谷繁捕手も「お互い(バッテリー)にちょっと(攻め方が)中途半端だったかもしれない」と悔やんだ。

 それでもダルビッシュとのエース対決で意地は見せた。2回以降は8回1死まで完全投球で、味方の反撃を信じて粘投した。グラウンド外でも自宅の寝室に酸素カプセルを置いて、右肩痛緩和のためにメジャー流トレーニングを取り入れるなど工夫している。11歳下のダルビッシュに対し、投球術で対抗した。敗れはしたが、選手バスに乗り込む直前には「次ですね、次」とはっきりと口にした。わずか1球に泣いたエースだが、闘争心はまだ消えていなかった。

 うーん、1回のあれがなければ1-0で完封勝ちだったなあ。まぁ、野球にたら・ればは無いんですが。深夜に野球好きのK氏よりメールが舞い込み、しばし野球談議。二人の意見は一往復目で完全一致。
                        
「今日のキモはセギノールにあらず。稲葉への3球目」
                         
 稲葉への3球目、ボールは内角低め膝当たりの角にズバッと入った。再放送も録画も見たけど、きれいに入ってる。しかし中村球審のコールは「ボール」。TV解説陣もいぶかりながら、「セオリーとして2球ストライクの後はボールというセオリーがあるから、ボールと見たんでしょう」「今日の川上にとって怖いものは打線じゃないですよ。球審です。今日の中村さんはその辺カラいからねえ…」と口々。
 確かその後も1球、低めのストライクぎみ球をボール判定。TV中の憲伸は明らかに苛立っていた。結果、森本に続き稲葉にもフォアボール。「まずいな…」と私。そしてセギへの3球目でホームランですよ。あ〜も〜!!*2ここでエース様は目が覚めたのか、そこからは21人にパーフェクトピッチで結局2安打。セギノールのそれと終盤の金子の1本だけか。。ああ残念。でも、完璧に押さえてくれたのは良かったことと、スーパーポジティブシンキング。
 早々にUPされた川相コーチのブログや上の記事を読みながら「良かった」と思ったのは、ベンチも選手も暗くなってないこと。川上の眼も死んでない。これなら大丈夫。次はノーノーやっておやりなさい。がんばれ憲伸!
 まぁ、しかしこれで日ハム打線は思ったより怖くないことがわかった。中田のボールは憲伸より力があるし、小笠原や朝倉、山井もいますからね。ダルでの1敗は、織り込み済み。まぁ、勝負はここからでしょう。しかし、うちの打線もなあ(笑)

 気分を盛り上げるべく、この動画を貼っておくとします。早くナゴドに帰っておいで!願わくば1-1で帰っておいで!!

*1:あとで「プロ野球ニュース」を見ていたら、デーブが「中日2軍の奈良原コーチと電話で話しながら見てたんだけど、測ったら田中は3秒2、3で走ってた。荒木はそれをつぶした」と話してました。3秒強で塁間を走る田中にもビックリだけど、荒木の滑り込みも凄かった…

*2:今年の夏の甲子園の決勝を思い出しましたよ、ここで・・・