大荒れグランプリ@カナダ

よかったね!

 せっかく朝型生活になりかけていたのに、完全に夜型に逆戻り。まぁ、校了前は仕方がないか。今朝は5:00に家に戻って、HDDをいじってF1の録画が無事できているのを確認し、木曜までのテニスと野球の試合を全部録画予約。風呂入って着替えて出かけてきた。会社に着いたら7:30。・・・ウーン、これって早出?
 校了が終わったら、いの一番に見直したい録画がF1カナダGP。カナダはいつも荒れるけど、今年はひときわ大荒れでした。のっけから「バトン、発進できず」から始まって、スーティルアルバーストゥルーリのクラッシュ。中でも近年稀に見るとんでもない大クラッシュを演じてしまったのがクビサザウバー

 トゥルーリにぶつかって乗り上げ、そのマシンがジャンプ台のような役割になってしまって中空へ。タイヤウォールが付いていない壁に激突して、分解しながらコースを横切って横転して、反対側の壁に激突してストップ。ピクリとも動かないクビサ。すぐにメディカルカーが来て、運ばれていきました。ハミルトンが優勝した時のチームラジオで「クビサ骨折」の報が入ったこともあり暫くクビサ骨折説が流れていたのですが、実はそれはデマで、捻挫だけで済んだ模様。ネットニュースによれば、既に退院したようですよ*1。F1のモノコックの頑丈さにもビックリしたけど・・・いや・・・本当にたいしたケガがなくてよかったですよ。。
 それにしても、セーフティカーが4回出るって、そんなに出たレースってこれまであったっけ?70周のレースにも関わらず、20周以上セーフティカーが走ってた気がする*2。今回はこのセーフティカーがキモで、うまくその波に乗ったハミルトンはポールトゥウィンを決め、天に見放され状態のアロンソはガス欠になりかけてセーフティカーが出てすぐの隊列を作っている時間帯はピットに入っちゃいけないというルールをわざと破ってピットインし、ペナルティに。しかし、一番ワリを喰らったのはマッサとフィジコ。なんたって信号無視で黒旗失格ですからね。
 そんな中で燃えたのがラスト数周の琢磨の走り。マクラーレンを、アロンソを、後ろから堂々ブチ抜きですよ!スンゲー!!4回目のセーフティカーの時に琢磨が緊急ピットインした時は、「アホか!タイヤ交換だけで給油できねぇし、給油するためにもっかい入んなきゃいけないし、みすみす順位を落としたじゃねぇか」と思ったのですが、結局これがピタリ。スーパーソフトを装着のアロンソ、ラルフに対して、スーパーソフトを4回目のセーフティカーの時にワンポイントで使って給油の時にソフトに再履き替えした琢磨が、怒涛の速さで追い上げてドーン!「タイヤによってこんなに速さって変わるのね」と実感する数周でした。結局琢磨は6位入賞。これまた凄い!!!!
 しかし、なんといっても一番凄いのはハミルトンでしょうね。コイツ、ホントに今年のルーキーなんかいな?黒人初のF1ドライバーってだけでも凄いのに、開幕6戦全戦表彰台。最強モードのミハイル@フェラーリ状態だよ!ヘタしたらルーキーイヤーに王者にってのも・・・いやいやそんなそんな。しかし、デビューイヤーでVという、これまでに9人しかなし得なかった偉業をやっちゃた。それも6戦目までにとなると、70年以降では2人しか居ないんですって。一人がフィッティパルディ、もう一人がジル・ビルヌーブ。その一人の名がついた「ジル・ビルヌーブ・サーキット」でかの天才レーサーの偉業に並ぶとは。因縁を感じますな。
 さて、今週末は、同じく毎年大荒れのアメリカGP@インディアナポリス。どんなバトルが見れるのかしらん。いやはや、楽しみです。

*1:ちなみに、クビサが入院した時の第一声は、「来週のインディアナポリスには出れる?」だったそうな。確かにテストドライバーたちも虎視眈々とシートを狙っているわけで、自分で出たいのは判らなくもないけど・・・それは無茶だよなあ。ちなみに、クビサが出場するかどうかは、木曜日にジャッジする模様です。

*2:ちなみにとあるところで知ったのだが、セーフティカーは、専門・専任のドライバーさんがいつも運転してるんだそうな。DTMのOBらしいんだけど。TVではそうも思えないんだけど、実はあの車、180km/hオーバーで疾走してるんだと。ちなみに、カナダGPの時に専任ドライバーさんがブレーキングポイントを間違えてた、という話を今宮さんが言うてはりました。