西麻布、ザ・グレイト(その3)「ahill」

じゅーじゅー中@ahill

 そんなこんなでグレ続けております今日この頃。今週メシ喰ってる方々に癒され続けとります。「また太ったんじゃない?」とツッコマれようと多分癒されてる、はず。・・・本当?まぁ、そのツッコミの主&仲間たちと行ったお店の話はそのうちに。今回も西麻布の名店のお話です。あの名高い「ahill」に闖入してきましたよ!
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 実は前々からお店の名前と所在地は存じ上げていて、『この未公開映画がすごい!』でお世話になったMCのN氏ご夫妻とも「いつか行きましょう!」とお話していた名店「ahill」。K社Fフクシャチョーが行き着けにしていることもあり、ヤンさんと「じゃっ、Nさんも一緒に、Kさんに予約入れて貰って連れてってもらいましょ!」と話していたのだけど、ついぞ行ったことがなく。今回、縁あって行けることになりました。わあい!わあい!!
 ちなみにこの「ahill」は何のお店かというと、鉄板焼フレンチのお店です。宮崎県の都城牛ほか、最高級の食材を鉄板でダイナミックに料理!テーブル席4つカウンター8席ほどのお店ですが、お薦めはライブ感満点でお料理を見て楽しめるカウンター席かと。で、今回座ったのはカウンター席。目の前の御方に「写真撮っても良いです??」とおそるおそる訊くと、「いいですよ〜、ウチはブロガーに優しい店なんで!」と。このスッキリサッパリした風合い御方が、シェフのIさん。週末は少年野球のコーチをしてはる、スタイリッシュと体育会系が渾然一体なオジサマです。
 さて、そのIさんが繰り出すお料理はというと・・・これが聞きしに勝るスゴさ!ちなみにこのお店、「『料理屋は美味いものを出すもの』なんだから、美味くて当然。それをどこまで追求するかでしょ!」という考えのもとに「美味いものをリーズナブルに」をモットーで経営されているそうで、コース料理はAコース【Starter(前菜)×1品+SecondかMain×1品、カリー、デザート】で4200円というリーズナブル具合!ちなみに、【Starter+Second+Main+カリー+三種のチーズ+デザート】というフルラインナップのBコースでも6300円です*1シャンパンと一緒に頼んだのは下記のメニュー↓
■二人共通のもの
   
▲突き出し(冬瓜の冷菜)、奥がサーロインステーキ&手前がフィレステーキ、ahillカリー、三種のチーズ
■個別メニュー(miz_ak)
  
空豆のムース(?)、舌平目のムニエル、苺のロールケーキ
■個別メニュー(某U氏)
  
▲ホタテのカルパッチョ(?)、鮪ステーキ、いちじくのデザート
 ・・・ハイ、またもや正式名称をポッカリ忘れています。ダメじゃん。・・・・・・最近老化が激しくてですね・・・・・・。しかし、美味しかったことだけは鮮明に、それはもう鮮明に覚えているわけで。
 まず、冷菜。冬瓜をくり貫いて、スープでくつくつと煮てから冷やしたものかと。この冬瓜が塩味とともにホンノリ酸味もして、ただでさえハラヘリなのに、狂わんばかりにハラヘリに。続いて出てきたのが「Starter(前菜)」。私は空豆のムースにエビとイクラが載ったものを、同行U氏はホタテのカルパッチョを。空豆のムースは、非常にクリーミー。周りにゼリファイド(だっけ?)されたソースがかかってて、これを一緒に絡ませると・・・濃厚なのに爽やかなお味に!ホタテは非常に新鮮で、バジリコっぽいソースが掛かっておりました。シャンパンが進むなあ。
 しかし秀逸は「Second」!トップの写真は恐らく鮪ソテーと舌平目のムニエルを焼いているところだと思うのだけど、目の前で鮪のでっかい塊や、尾頭付きの舌平目がジュワ〜!!!で、舌平目は軽く翻るような手さばきで骨が抜かれ、中にキノコとタマネギをソテーしたものが入るんですが、このタマネギが!なんで炒めただけのものがこんなに甘く・・・。いや、カレーとか作ってる時に時間をかけて炒めると甘くなるんですが、目の前でちゃっちゃ、ですよ!むーん、素晴らしい。というか、このバター&クリームのものと思しきソースの濃厚具合。夢中で喰いました。至福。
 しかししかし!ビックリはこれだけではなく・・・いやいや、ステーキが!ステーキが!!すぐ近くの某激ウマ焼肉専門店に絶対引けを取らないA5なお味の都城牛をジュジュ〜っと焼いて、塩・柚子胡椒・おろしポン酢・ニンニク等を組み合わせていただくのですが、これがまたすんごいジューシー!肉汁がじゅわ〜と口の中に広がって、・・・・・・あ〜も〜!!!!!!!あと、お醤油を垂らして九条ネギをタップリかけたカレー!うまい!マジでうまい!カレー部主将のアンジュナさん、これは喰うべきよ!!
 これらの素敵メニューを作る間、我々の会話を邪魔せず絶妙なポイントで話し掛けてくださるシェフIさん。その話題はスポーツからケンカ話から映画から、多種多彩。お料理中のシェフさんと話ながら薀蓄を聞けるのは楽しいもんで、鉄板を確実にエコに綺麗にする方法だとか、スポンジケーキをしっとり焼く裏技とかを教わりました。なんでもIさんはお料理教室を開いているのだそうで。「習ってみたいです!」と言うてみたところ、大阪まで行って教えてるんだよね、とのこと。お料理教室という理由で小旅行に行くことで気分転換をしてるのですって*2
 Iさんからお名刺をいただき、「また来ます!」といってお店を後に。このお店の素晴らしきところは、夜3時までやってること。夜中はさすがに席が空いてなくはないみたいなので、夜な夜な現れると思います。0時過ぎとかに(笑)ちなみに、最近銀座にも支店を開かれたそうなので、お近くの方はそちらにいらっしゃるのもアリかもですね。

あのダイナミックかつ流麗なヘラさばきはアイスホッケー選手だったからなのかしら「ahill(アヒル)」

■所在地・・・・東京都港区西麻布4−22−10 プレステージ西麻布1F
■TEL・・・・・・03−5766−2020
■定休日・・・・日曜日
■営業時間・・・18:00〜03:00(L.O.02:00)/祝日は23:00まで
■ホームページ http://www.ahill.jp/

*1:まぁ、選ぶものにより追加料金がかかりますが・・・

*2:そうそう、気分転換といえば、急遽来月フランスに行くことになりそうです。いつもの京都・大阪じゃないですよ。フランスね。てか、一度も海外に行ったことがないので、まずパスポートを取らなくちゃ!