雨の西麻布で大人のための焼肉を。「牛の蔵」
いつもの月より負荷がユルかったこともあり、ヨユーかと思われた今月の進行。しかし、思いも寄らぬところに落とし穴はあるもので、先日強烈なアスピル*1を受けて、脳の稼働効率が低下中。ということで、逃避がてら、このブログの本分である焼肉の話を*2。
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ある日、肉肉会名誉顧問のG社O氏から、ST氏を通じて情報が舞い込んだ。タイトルは「【肉道】新たなる刺客」。「薩摩黒毛和牛直送、牛好きが育てた牛だそうです。牛好きが育てた牛ならば、牛好きな我々が行かなくて誰が行く、っつうことですよ。」とST氏のコメントがあって爆笑*3。かの店の名は「牛の蔵（うしのくら）」。今年春ごろにできたらしい西麻布の新店だ。これは肉肉会で行かずして、一体どうするというのだ！･･･ということで、いざ西麻布へ*4。
私が店に入ると、既にSTさんとSHさんがいらっしゃっていた。恐縮しながら飲み物をオーダーしようとするが･･･おお、これはスゴイ！最近行きつけの焼肉屋はいずれも酒的には普通、というよりレパートリーかなり弱めだったのだが、この店は飲み物も万全。まずはシークワーサーサワー(500円)をいただく。ちなみに飲み物でお勧めなのはみぞれ梅酒（700円）。名が表しているとおり、凍って霙状になった梅酒だ。これが柔らかい味でほんのり甘くて美味。
「まずは素地の力を見よう」ということで、タン下（1200円）、コリコリタン（700円）、カルビ（980円）、ロース（980円）、えんがわカルビ（800円）、臓物系2種、キムチ＆ナムル＆焼き海苔をオーダー。ちなみに上タンをオーダーしようとしたら、20：00の時点で既になくなっていた。無念。
▲左上から、タン下、コリコリタン、カルビ＆ロース、えんがわカルビ。
タン下は味噌味で美味し。どちらかというと「赤身を大事にしてるなあ」というタイプの肉。霜はフリフリでは無いけれど、味はしっかり＆ノド越し（？）あっさりで、「大人のための焼肉」という感だ*5。ギアラ＆マルチョウは「ぱっぷ」あたりで食べるとあまりに肉厚と脂で倒れそうになるのだが、ここのは程よい。今年が“ギアラ元年”だったSH氏も、ここのギアラは非常に美味いと太鼓判を押してました。
ここで、「じゃあ、ちょっとここらで上等なヤツに行きますか！」と、皆でメニュー表と格闘すると･･･あら、お手軽な盛り合わせが。
▲薩摩盛（5000円）
上カルビ、上ロース、上ハラミ、焼きしゃぶ、ホルモンの盛り合わせだ。おお、コクが増しとるがな！ウンマ〜い！！勢いづいた我々は、もう一つの盛りセットに進出した。
▲牛の蔵盛（8000円）
これがスゴイ。なにがスゴイかって･･･クオリティをご覧頂けるよう接写したものをどうぞ↓
▲左上から、極上カルビ、極上ロース、サイコロステーキ、上ミノ、焼きしゃぶ
なんという霜降り具合！しかし焼いても全然クドくない。素晴らしい！！！さすが牛好きが育てた牛、そして牛好きの店。
じゅじゅーっと極上ロースを焼きながら、「さあSHさん、ゴハンとカルビ行きますか？」と訊くと、「いや･･･俺は今日はムリ･･･」と。えええ、SHさんがゴハンを食べないなんて！「じゃ、サイドメニューの冷麺とか行きます？」と訊くと、「いや･･･それもちょっとムリ･･･」と。えええええ!!!!!･･･どうやら食べ過ぎちゃったのだそうで。冷麺とテールスープを頼んだら、召し上がってはいらはいましたが。ちなみにここのテールスープ、これがまたメチャウマ！サイドオーダーが美味い店は行きつけの中にあまりないので、かなりポイントアップです。そして、もひとつ凄かったのがデザート。カシスシャーベットと紅芋アイス、杏仁豆腐を頼んだのだが、どれもウマイ！杏仁豆腐マニアなSH氏とmiz_akが両方とも「大満足！」な、かなりハイレベルなお味でした。系統的に筑紫楼系。
しかし、何が凄かったかって、一番凄かったのはコストパフォーマンス。「もうハラ一杯で食べらんないよ〜！焼いて焼いて焼きまくって、俺たちゃまさに“全焼”だよ〜。」（ST氏）というまで食べて、「ぱっぷ」や「ジャンボ」の70〜80％ほどの金額。大人の焼肉店は、大人の財布にも優しい焼肉店*6なのでした。
お土産に超絶肉が買えるのもスゴイところです。「牛の蔵」
■所在地・・・・東京都港区南青山7-13-13 JIN&ITビル1F
■TEL・・・・・03-5766-7566
■営業時間・・・（ランチタイム）11：30〜14：00／（ディナータイム）17：00〜23：00（22：30L.O.）
■定休日・・・・年中無休（8/14〜16、お正月を除く）
■ホームページ http://www.ushinokura.com/index.html
※店頭で肉の販売もやってます。
