「働きモン」もとい、「働きマン」。

 ipodが完全に死亡したため、新しい「鉄朗」を入手。さ、機械の身体を貰いに行くわよ?
 先週、「スイッチが入った」鬼気迫る状態で仕事をしていたら、TVから聴き慣れた曲が。「働く男」、ただしユニコーン版ではなく女声ヴォーカルの「働く男」だ。TVに目をやると、やっていたのが「働きマン」のアニメ版。ああ、この日からだったのね。
 この「働きマン」とは、某週刊誌の元巨乳な女性編集者が主人公の作品。ほぼ1回読み切りの形で、編集部内や取材対象相手、プライベートでの人間関係を群像劇形式で描いている。著者は安野モヨコ、現在モーニングにて連載中だ。これがまた連載第1回の出来があまりに素晴らしく、「め、名作だ!」と打ち震えた代物*1。しかし、残念なことに2〜3回目あたりから微妙にパワーダウンの感否めず。どうもだんだんキャラクターもお話もステレオタイプになってきた印象がするのだが、それは作者に会社人生活が無い*2ゆえのモノなのか?作者の筆も奮わぬらしく、現在、連載はかなり不定期。題材が面白いだけに残念。
 もともとこの原作は実写化に向いているのではと思っていた作品。実写化の話もあったという噂も聞いたが、結局アニメだけか。。この放映枠には、「従来のアニメファンではない層を取り込むことを主眼に置き、従来の売れ線のアニメとは一線を画した作品を放映する」というコンセプトがあった(はず)だが、本作について言えば、コンセプトには合っているかもしれないけど・・・けどなあという感じ。前枠の「ハチクロ」に比べてアニメ演出に合った要素が多くはない原作だからか。
 そんなこんなでアニメを横目で見ていると、「働きマンスイッチオン!」とヒロインが爆裂仕事モードに入った。そうなると、衣食住、恋愛全ての感覚がシャットダウン、二の次になるんだそうで。ああ、どこかでそういう人に会ったことがありますね(すっかり他人事)。
 さて、あれから一週間。またもや本日は会社で午前様。横のTVでは「働きマン」第2回が始まった。校了終わったのに何故遅いのかって、今月号は忙しくなりそうなので空いてる日に少しでもモノを片付けねばなのです。・・・と真面目そうなことを言ってるんですが、ま、今週も来週も週末は日本シリーズ観に名古屋に帰るんで尻に火が点いているだけですよ。遊びじゃん。
 あ〜あ、それにしても機械の身体が欲しいなあ。
働きマン(1) (モーニング KC) 働きマン(2) (モーニング KC) 働きマン(3) (モーニング KC)

*1:あまりに素晴らしかったので、マンガ版の連載第1回目直後、たまたま飲んでた某氏に何かの話で「あたしゃ働きマンですから」と言うたら、「働きもん(の間違い)でしょ」と冷静に訂正された。違うやい!まさかそのA社で・・・いえいえ何でもございません。

*2:私の記憶が確かならば。逆にしりあがり寿の「ヒゲのOL 薮内笹子」は、荒唐無稽な設定の話だわ、くだらなさ1000%だわだが、微妙に会社人的風味が漂い、味があって面白い。