パッケージ業界にとってはどんなもんなんでしょうかねえ。

 昨日の話になるが、こんな記事をネット上で発見した。
■米Amazon.com、DVD品質の動画ダウンロード販売サービス「Amazon Unbox」を開始
http://www.rbbtoday.com/news/20060908/33796.html

 米Amazon.comは9月7日(米国時間)、テレビ番組や映画など数千タイトルの動画をダウンロード販売する「Amazon Unbox」を開始した。
 Amazon Unboxで販売される動画は、VC-1 Advanced Profileコーデックでエンコードされたビットレート2.5Mビット/秒のDVD品質のもの。さらに、Creative「Zen Vision:M」などのWindows Media形式と互換性がある携帯マルチメディアプレイヤーで再生可能な携帯用動画ファイルが付属する。動画ファイルをバックグラウンドでダウンロードしながらの再生が可能なほか、ダウンロードしたパソコン以外でも動画が再生できる「Unbox RemoteLoad」に対応する。
 販売されるタイトルには、CBSの「CSI」、「Numb3rs」、FOXの「24」、「Prison Break」といった人気ドラマに加え、「Buffy the Vampire Slayer」、「Firefly」、「Star Trek」のような往年の名作も挙げられている。また、A&E、Cartoon NetworkDiscovery Channel、FX、MTVなどのケーブルテレビ局の番組も配信される予定だ。なお、9月14日から27日までは「CSI」、「CSI: Miami」、「CSI:NY」の全エピソードが0.01米ドル(約1.16円)で提供されるキャンペーンが実施される。 映画では、「V for Vendetta」、「Inside Man」、「Failure to Launch」、「RV」、「Walk the Line」、「Ben Hur」、「Chinatown」、「Poseidon Adventure」などが販売予定タイトルに挙げられた。
 販売価格は、テレビ番組が1エピソードあたり1.99米ドル(約230円)、映画が7.99〜14.99米ドル(約927〜1740円)。映画最新作については、ダウンロード後24時間のみ視聴が可能なレンタルオプションが3.99米ドル(約463円)で用意されている。
(富永ジュン@RBB 2006年9月8日 16:11)

 現在、映像配信はデジタル・ライツ・マネジメントの問題を見据えつつ、パッケージとのウインドウを設けて「慎重に取り組んでいる」状況・・・だと理解している。まだ映像クオリティの問題があったり、STBを設けてどうのというのが面倒臭いこともあり、進化具合によってはレンタル市場にとって影響が出てくるのかなあ・・・と思うが、クオリティの高い映像と付随物についての所有欲を満たすセルにとっては影響はそれほど大きくはないんじゃないか、というのが私見でした。しかし、DVDクオリティでダウンロード販売。これは「本編のみ」の商品にとっては影響があるかもねえ、と思わなくもなく。どうなんでしょう?まあ、現況は英語版で字幕が入ってないものだけど。不正コピーに対するセキュリティって、どうなんでしょーね。ま、裏道は早晩作られちゃうんでしょうけれど。
 映像配信については弊誌9月号にて特集されておりますので、同業界の皆様はそちらも是非。