ショック。一時代が終了しましたよ・・・

miz_ak2006-09-11

 miz_akにとってはミカ・ハッキネンのリタイア生中継で心に残るモンツァの森から、今日、悲しい知らせが届いてしまった。
              
「これが僕の最後のモンツァとなる」
                
・・・ミハエル・シューマッハ、引退。
赤い帝国の皇帝が、数々の記録に彩られた15年という長き現役生活にとうとう終止符を打った。
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シューマッハ引退を発表
http://www.f1gpnews.com/MT/mt-tb.cgi/1874

日曜日モンツァでのレース後の記者会見で、見事優勝したミハエル・シューマッハは今季限りでF1を引退することを発表している。
「どれだけモータースポーツを愛していたかを表す適切な言葉が見つからない。ゴーカートのころからF1まで本当に忘れられない時間を過ごしてきた。今まで関わってきたすべてのことに感謝をしています。幼年時代に、僕に同伴し。そしてサポートしたり鼓舞させてくれたすべての人に感謝したい。」
インディアナポリスでそれを決めた。インディ後にチームにはその旨を伝えたよ。今後についてはまだ決まっていない。ただ、フェラーリとの関係が今後も続くことは確かであり、このことはシーズン終了後に明らかにするだろう。」
なお、引退に理由については「モチベーションやエネルギーを保っていくのが年をとるにつれて難しくなってきた」からだとして、決して現状でモチベーションなどが低くなったからだと言っていない。
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ミハエル・シューマッハは、その引退の記者会見の席上で思い出に残るバトルはミカ・ハッキネンとのバトルだったと語っている。
「ミカとのバトルは最後まで良いバトルだった。非常にレベルが高く、それでいて感情のもつれなどが発生しないもので、本当に厳しいレースだったよ。」

 一時代が終わった。セナ・プロ時代にF1を見始め、いったん離脱した後ミハエルvsミカで戻ってきた、ハッキネン好きのmiz_akにとっては、かなりポッカリ穴が空いた気分になる日曜の夜でございますよ。ミカとのバトルが思い出と語ってくれたのが、せめてもの救いか。ミカが去り、フレンツェンが去り、そしてミハエルも去って、あの年代のドライバーは消えてしまう。ミハエルは昨年こそ1勝しかできなかったものの、今季は今日で6勝目。アロンソに2ポイント差まで詰め寄っている。まだまだ勝てるじゃないか。殆どの記録は彼が塗り替えてしまったが、唯一「出場レース数」だけはまだ塗り替えてないじゃないか。
 会見で「若いマッサも将来を考えなくてはならない」と、フェラーリに移籍してくるライコネンや若いマッサへ「道をあける」ような発言をしていたのが心に残る。最後までフェアドライビングということか。皇帝のままフェラーリから移籍することなく去るのも、王者の美学だとかフェラーリへの忠誠だとかを感じる。もうここまで来たら、ラストイヤーに優勝して「伝説」のまま引退してほしい。あれ、でも今年優勝して引退すれば、カーナンバー1は来年欠番になるのかなあ。
 てなわけで、今年で鈴鹿もラストだしということで、10/8の日本GPは3年ぶりに鈴鹿まで行ってくることにしました!普段はシルバー・アローのファンなんですが、今年は特別。ミハエルが奏でる最後の甲高いエキゾーストノートを楽しんできます!