コストパフォーマンスNo.1!?「ら・ぼうふ」

タン塩VERY GOOD!@ら・ぼうふ

 夏フェスネタを書く自分自身がそのネタに飽きてきた今日この頃。ということで、話は1日遡り7/16(日)に。久方ぶりの焼肉話です。
 この日は、mattuaさんが「翌日朝早く出掛けるので前乗り」ということで、我が家にやってきた。彼女にメシ振舞うのは滅茶苦茶久し振りだし、ウデにヨリかけ何か作るかな・・・とも思ったのだけど、「彼女は最近自宅暮らしに転向してるし、家庭料理は喰い飽きてるやも」と思い、あえて外食に方針変更。ということで、1回行って以来、ゆえあって行きたくとも行けずだった某焼肉店へと連れ去る*1。向かったのは用賀の「ら・ぼうふ」。牛肉卸業者が営むお店だ。
 ところで、なぜ「1回行って以来ゆえあって行きたくとも行けず」なのか?その理由のさらに根源は、このお店が「予約不可」なことにある。そしてキャパ。記憶ゆえに定かでないのだが、このお店のキャパはどんなに多めに見積っても4人掛け×2卓+6人掛け×2卓+カウンター4席なコンパクト具合だ。これが予約不可だとどうなるか?開店前から店の前に大行列、「1時間待ち上等」状態になってしまう。平日ならともかく、休日は「Japanese are queue lovi'n people.」とNEW HORIZON*2に出てきた英文を思い出してしまうくらいの行列具合になる。その上、肉がなくなってしまうため、開店から2H強で早くも閉店と相成る。かくして、平日だろうと休日だろうと「行けたモンじゃない〜」という幻の名店となる訳だ。行きたくても行けないってもんで。
 で、この日。時は19:30、行列は2人のみ。「やりましたがな!少ないですがな!!」と、そのアベックさん*3の後ろに我々は並ぶことにした。そして待つこと30分。ジレてきた折、お店の方が「●●さ〜ん」と呼びに来た。・・・およ?何かおかしい。呼びに来るってことは、名前をどこかに書いているということか?・・・しまった、書き忘れたではないか!!(←「我輩」風に読むべし)
 ここで、映研アカデミー賞カルト女優賞2連覇の女優魂炸裂。すこぶるイノセントな顔をして、お店の人に問い掛けた。「あのう・・・名前書くって知らなくって、ここにずっと並んじゃってたんですけど・・・」。訊いてみるものだ、お店の人は店長さんにネゴしに行ってくれて、既に「閉店です」と何人か帰している状況だというのに、私達だけ強引にネジこんでもらえた。良かった良かった。教訓。19:30はかなり既に危険。あと、店内入ってすぐのボードにすぐ名前を書くべし。
 そこからさらに待つこと30分。空腹で集中力が切れてきたところで、席へ。「すぐ出るもの!」ということで、キムチと焼き海苔、チャンジャをオーダー。車なので、飲み物はウーロン茶です。

▲キムチ&チャンジャ

▲焼き海苔
 ・・・と、ここまでは、普通の焼肉店とほぼ同じ味。ちょっと辛めかもだけど。しかし、このお店の真骨頂は「黒板メニュー*4」に始まる「安くて激ウマのハイクオリティ肉」。チャンジャ等をつまみながら、早速肉のオーダーを検討することに。
 しかし、ここでお店の人から悲しいお話が。悲しいことに「リブロース、特上タン、中落ちかルビ、はらみ等々は売り切れ*5」とのことだった・・・無念。ということで、それを抜いて肉をオーダー。まず、「やっぱタンは食いたいよね」と頼んだのがトップの肉。500円台(確か)とは思えぬ美味さでございますよ。。で、以下がその日に頼んだラインナップ。といっても3点。

▲生レバー。塩味が効いてて、滋養タップリな感じ。

リブロースの代わりに出てきたヒレ?ニンニク醤油で食うのだけど・・・このコクは何者!な美味さ。サシが入っているのにさっぱりしているのが凄いところ。値段はわからないんだけど、恐らく1500円くらい。

▲トロカルビ。わさび醤油で喰います。こっちのほうがヒレ?よりさらにコク強し。それにしてもワサビと肉って、なんでこんなに合うんだろう〜。美味いよう〜。
 ということで、最後にシメで頼んだのが、冷麺。この冷麺が・・・ウマい!

▲おろし大根入り冷麺。ダシを魚貝から取っているそうで、醤油味なこともあいまって、冷麺というよりツルシコな蕎麦を喰ってる心持に。
 最後にウーロン茶でノドを潤しつつ、ごちそうさま。さて、これだけ良い肉を喰って、お一人様3500円ナリってとこ。このリーズナブルさたるや!「だるま」@北海道のリーズナブル具合は別格としても、このクオリティとこのバラエティでこの価格帯・・・侮りがたしなお店です。やはり焼肉五山の最後の一角はここか!?しかし、問題は予約がムリなこと。そして車を置く場所がどこにもないのに、駅からも遠いこと。真向かいに駐車場完備のサミットっぽいスーパーはあるけどね。いえ、オススメはしませんよ、そこに停めるだなんて、いや、もう、けして。

リーズナブルに昇天可能「ら・ぼうふ」

■所在地・・・・東京都世田谷区中町5-21-8
■電話番号・・・03-5707-0291
■営業時間・・・17:00〜23:00
※らしいですが、19:30にはもう受付終了です。はえ〜よ!
■定休日・・・・無休(夏期/年末/年始の休暇を除く)
※公式HPに「また納得出来るお肉がない時は休ませて頂きます」とあり。驚愕。
■ホームページ http://www.la-bouef.com/frame.html

*1:え?それは完全にmiz_akの趣味?・・・うーむ、そうですな

*2:中学の英語の教科書

*3:死語

*4:このお店は、お店の壁に貼ってある黒板に、その日のお勧めメニュー(ぱっぷにおける裏メニューのようなもの)が記されるのだ

*5:この4種はオススメメニュー。この日はまだ残ってましたが、特選牛冊焼もオススメらしい