年に一回くらいは、こんな食事もよかろ?「レディタン ザ・トトキ」

 後輩の誕生日を祝うべく、夜の銀座に。数年前から行っている我々の「誕生飯」は、年々店の質がインフレ傾向*1。去年は「マノワール・ダスティン」@銀座に行ったんだけど*2、今年はどうするか悩んでいる間に、直前に。で、えいやッと「レディタン ザ・トトキ」に決めてみました。
 ここは、「レカン」で11年間料理長・総料理長を務めていらしたという、十時(ととき)さんという方がオーナーシェフを勤めるフレンチのお店。カウンター形式を基本としているお店で、「敷居を取り払った気軽なお店」を心がけて作られたようなのですが、そこはそれ並木通りにある有名店、お店に入るとオトナで優雅系な方々で満席。どーん。とりあえず、あらかじめオーダーしてあった「前菜2品+メイン(魚or肉)のコース」で、肉料理をオーダー。ちなみにこのお店、机に「写真NG」の表示があったので、残念ながら写真はございませぬ*3
 まずは小さなパイと、オリーブと、ミートローフ的な肉料理をちょいっと胃に入れてから前菜に。前菜一皿目は、「アスパラガスのムースと桜鯛のゼリー仕立て」。実は私、白アスパラガスは苦手なんですが、これはふんわり柔らかくて&ほんのり甘くて、全然OK! 続く二皿目は「京の摘みたて筍のロースト&温製フォアグラ」。これはしっかりした味のお皿。で、メインの「岩手産ホロホロ鳥のコッコト蒸し焼き レンズ豆と有機野菜」へ。これは、豪快かつ素材の味がババンと生かされた一皿でした。内卵*4や砂肝、ハツも一緒に出たんですが、この砂肝がシャリッシャリの歯ごたえ。活きがいいのね、おそらく。・・・と、ここでオーナーシェフがご挨拶に登場。いやいやいや、美味いです!でも、こんな若輩者の席に、あの、えーと。
 ・・・で、すっかり満腹になったところにデザート三段攻撃!桜が散らされたババロア&ゼリー、誕生日スペシャル・デザートのイチゴのミルフィーユ、お茶菓子(カヌレや生チョコ)だったんですが、「デザート別腹」状態で頂いちゃいました。しかし、ふと見回すと周りは誰も居らず、時計を見たらなんと1:00過ぎ!それでも嫌な顔一つせず、スマートなるご接客・・・ホントに良いお店だ。。なんと帰りには十時さんが自ら見送ってくれた。いやいやいやいや、あの、緊張しますから!!
 どうやらFAXで登録用紙を送ると季節の料理etcのDMが貰えるらしきこのお店。登録しよかしら・・・しかし22:00まではコースオンリーで、若輩者にとっては正直カナ〜リするからなぁ。ま、一年に一回くらいはこんなゴージャスめしもよかろうて。おかげさまで今月は始まったばかりだっちゅうに、もう「納豆ご飯de自炊生活」が決定ですけどねー。 その後の土日はぶっ壊れて完全に稼働不能に陥ってたんですが、こ、今週からはこれを糧に頑張ります。。

豪快さと繊細さが同居した逸品「レディタン ザ・トトキ」

■所在地・・・・東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル7F
■TEL・・・・03-5568-3511
■営業時間・・・
(水&木&金)17:30〜0:30(LO 23:30)
(土&日&月&祝日) 11:30〜15:30(LO 14:00)/18:00〜21:30(LO 20:30)
■定休日・・・・火曜日
■ホームページ http://www.totoki.jp/index.html

*1:去年の私の誕生日に至っては名前入りのシャンパンは出るわ、「ハトヤ」状態で運ばれてきた食材から好きなの選んで調理して貰えるわ、食後に階上の展望フロアでお茶だわで、卒倒モノの豪華具合だったわけですが・・・

*2:店に入る直前まで店の前で記事の件で電話してたなぁ。懐かしい・・・けど、みっともない。。

*3:興味ある方は、今月の「クレア・イーツ」の特集トップに載ってるのでご覧あれー。肉喰いの私が一発で恋に落ちた、トンデモなく美味そうな羊が載ってます。ちなみに羊は5月〜10月のメニューらしいですが

*4:卵になる前の卵のこと