万博ですよ?

ペルシア絨毯のもと?

実家に電話をかけるとチケが2枚余っていて&母・伯父が行くと言うので便乗することに決定。「期間中で一番混む」と言われたラス前の24日、万博会場にやってきました。ゆる〜と11:30に藤ケ丘駅に行くと、予想に反してリニモは待ち時間ゼロ。快適に座って、ゲートもスムーズに通って会場入りしました。
北門から入って、まずはマンモスへ。これまで9度会場に足を運んだという母に先導を任せるも、さっそくマンモスの入り口を間違え、会場の最深部へ拉致。しかたなく私が地図を持って戻ることに。30分ほど並んでマンモス鑑賞。鑑賞時間は2分くらいか?しかし博覧会だの遊園地だのは、並ぶ時間と見る時間が等量にはならんもんですな。ゆえに私はディズニーランドは年間のとある日しか、USJはオトナのチカラを見せ付ける「横入りチケ」を使える時しか、まったく持って行く気がせんのだが。ついでに海に行くのも明け方出で深夜戻りじゃないと体力もたないタチです。
さて万博。マンモス後は押さえておきたかった押井守の「夢みる山」の整理券を取りにパビリオン前に。16:00以降の回の整理券をもらうため1時間ほど前から並ぶのです。全くもってクレイジー。仕方がないので並ぶことに。
15:00まで時間があったので、グローバルなんたら1のアジア館へ。サウジアラビア、イラン、バングラデシュパキスタンスリランカを一気に攻める。パキスタン前ではおっさんたちの楽団が客と踊り、ステージでは蛇使いが演技中。日本じゃない雰囲気がばしばしでした。
スリランカ館で昼飯。えびカレーを食しました。まあ味は普通。東京に来て驚いたのが、かなりいろんな国の(それもウマい)料理が食えること。名大映研の後輩達と、2〜3か月に一度くらいのペースで「諸国味巡りの会」なる東京にある各国の料理店を巡る飯会をやっているのだが、こっちにきて数年、まだ1回も国の種類でネタ切れになったことがない。ギリシャウクライナ、トルコ、ネパールなんかは特に旨かった。
さて、さらに万博。チケを無事取った。15:30時点で16:45のが。また時間があいたので、グローバルコモン1へ。モンゴル、ブータン、ネパール、インド、カタール、イエメンに。メジャーゆえに敬遠した韓国・中国除いてコンプリートし、夢みる山へ。夢みる山は、押井守監修の舞台美術と映像を約10分間楽しむアトラクション。会期中に魚・鳥・犬の3テーマでそれぞれ内容を変えているらしい。テーマは恐らく…進化?なぜ「?」を付けたって、このアトラクション、非常に内容がわかりづらいのだ。周りの子供連れは「ワケがわからん」と非難ごうごう。これ、『攻殻機動隊』『イノセンス』の鑑賞経験とそれを楽しむココロがないと苦しいかもだなあ。かなりライトな知識しか持ってないけど押井さんの犬好きくらいは知っている私は、魚・鳥の次に犬が来てるところでクスり。押井さん、仕事のようでいて、シュミを微妙に取り混ぜてますな。
夢みる山、音楽・映像はばりばりに『イノセンス』。この『イノセンス』は、ヒトの進化とヒトならぬ者の進化、命、そしてそれらの織り成す愛情を描いた作品。北方にバトー達が赴くシーンの映像と音があまりに圧倒的で、私はそれ見たさに2度劇場に足を運び、DVDまで購入するほど大感動。ウチの雑誌で紹介する際も、どうしてもショップにその良さを解って&ドカンと入れてもらいたくて、進行の1か月前から担当F氏と何かオモロイ展開をやろうと話ながら、やったことがなく『イノセンス』的なものをアレコレ考えたんですが、不覚にも私は進行が始まるときにかなりひどい気管支炎にかかり40度以上の熱を出してぶっ倒れちまい(泣)戻ってきた時には「ミ●●さん倒れちゃったから、僕の方で決めて原稿作っちゃいましたよ」と、スーぺルカッチョイイ両観音広告をF氏が作ってくれてました。感謝。ちなみに、リリース時期の妙もありましたが、弊誌の表紙を飾ったアニメ作品は、ジブリ作品以外では本作が初めてのはず。
…てなことをツラツラ思い出しながら、夢みる山を観てました。しかし、ここまで観てさすがにギブアップ。足が痛くて痛くて。母とリフレに行くべく会場から退散しちまいましたとさ。
さて長々これを書いているのは、実は25日も万博に来ていて日本館で並んでいるから。そう、二日連続万博です。N社Aさんスミマセン!仕事の続きは明日スーパーサマータイムにて。。