憎らしいほど肉な味を楽しむべし!「ドンキィ」

ふぐ刺しもかくやと思わせるタン

入り口には「予約のお客様限定」の貼り紙。何の店だか判りゃしない、ちょっと洋食屋風な外観。雑誌紹介殆どナシ!インターネットでの紹介も殆どナシ!!知るヒトぞ知るらしい隠れ家的焼肉店・Donkey(ドンキィ)。今回は、私の敬愛する先輩Bさんのおともだちにして業界の大先輩Aさんが、「史上最強!」と仰る焼肉店・ドンキィに連れてっていただきました!
お店の内装は80年代の喫茶店みたいな感じ。しかし驚きなのはメニューがないこと!どっこにもナシ。そう、ここはおカミさんが出してくださる肉をそのまま喰らうべし、な店なのです。それも七輪・炭火焼系ではなく、ちっこいガスロースターを1卓1台設置してあるだけ。「焼肉屋の常識」を覆す展開に、のっけからアドレナリン噴出でした。
「じゃ、そろそろ食べる?」の声で、まず出てきたのは「草」。一般的に言うなら「野菜サラダ」。それもボウルにテンコモリを一人1杯。肉食ゆえにちょっと引く私にA氏が一言、「大丈夫、マジ美味いから」。実はこの「草」が、私を後で救ってくれたのでした。なんたって肉の量がハンパない!「草」食いながらじゃないと食えないほどなんですわ。のっけのタンからフグ刺しかと思わせるような荘厳な枚数で皿にドーン!しかしフグ刺しと違って厚いこと厚いこと。食うにつれてあっさり味のタンからサシの入った極上タンになっていくので、全く飽きません。「逆にずっとタンでもいいかも・・・」と思うほどの逸品でした。
続いて出てきたのがロース。「ぱっぷ」とは異なる味わいの、肉らしい味のするロースです。このお店の珍しいところは、ロース系は胡椒のみで食べるところ。塩もタレもつけませんです。これがまた素材の味を十二分に出していて・・・う、うまい。。(←美味いしか言えてねぇや)
最後にカルビ。これはタレで。ロースより更に肉厚&パンチ力大!4人前食べた後に「ミ●●、まだ食えるでしょ」と2人前が追加。実はかなりハラ一杯になってて、「草」で舌を中和しつつ何とか食いきった・・・という感じでした。最後に〆でスープ。これがタマゴスープなんだけど、しょうゆ味のサラっと飲めるヤツで、これまたウマイ。至高の食を楽しめた一日でございました。。
一緒に行ったお三方のうち女性の大先輩2名様が業界内でも最強と謳われるお二方で、ワインが2本空いたこともあって、本日の御代はお一人様1本(もちろん萬券ね)。OUCH!しかし、ここは間違いなく鎌倉の五山ならぬ「焼肉五山」の一角を担うであろう1店。見つけたヒトは是非。でも電話予約入れないといけないんだよなぁ。

焼肉五山の1店に認定!「ドンキィ」

■所在地・・・・新宿区荒木町9 正起ビル1F
■定休日・・・・日曜日らしい
■営業時間・・・不明
■TEL・・・・ヒミツ(私をご存知の方々は、直接訊いてくなさいな)